昔、ある町の角に「かどや」という名のパンやたばこ等を売る小さな家がありました。
月日が流れ、空き家になっていたその家に私が移り住みました。その歴史に敬意を表して、その名前を復活させて使うことにし「工房」を加えて「KADOYA工房」としました。
さらに数年後、海外でものづくりをする機会を得て、実店舗を閉めました。
その旅は予想以上に長くなり、今も続いています。
訪れた先々で、職人や工房などを探し、ご縁が見つかるとしばらくその町に滞在し、その場所で作れるもので創作するようになりました。
作ったものや出会いのエピソードが増えるにつれ、自分にできることは何だろうと考えようになりました。
このサイトは、私の旅の記録であり、旅の中で制作した作品と、私が経験した出会いの物語でもあります。
ここを訪れる人がくすっと笑ったり、何となく気が抜ける、そんな場所を目指しつつ、始めます

2012年頃のKADOYA工房